推奨の理由

推奨の理由

■平成27年度医療改正で経口維持加算が取り易くなりました。

 改正前の経口維持加算(Ⅰ)では、医療機器を用い医師が誤嚥の検査を行う必要が
 ありました。点数は1日28単位と高かったのですが療養食加算との同時算定が
 できなかったため、費用対効果を考えると、そのハードルは高かったと言えます。
 
 平成27年度医療改正により、経口維持加算の点数は1ヵ月400単位となりました。
 点数のみを比較すると下がっているように思えますが、

1.医療機器を用いない検査による医師の所見、診断により、
  経口維持の対象者とすることができるようになったこと

2.
経口維持加算Ⅱと療養食加算も同時に算定できるようになったこと

 などから、全ての条件を満たした場合は、以前よりも加算が大きくなります。


こうして加算が取り易くなったにも関わらず、まだまだ申請率が低いようです
 
 ある県のアンケートによると経口維持加算をおこなっている施設は1割程度です。
 この申請率が低い理由の一つに、厚生労働省の算定基準が分かり辛いということも
 あると思いますが、これは厚生労働省に確認を取りつつシステム化を行うことで
 解決できる問題でした。
 
 また、仮に管理栄養士が算定したいと思っても、管理栄養士のみでは算定できない
 というのも、大きな理由の一つでしょう。多職種、特に医師の協力が必要なため、
 施設全体で算定する意識がないと算定率は低いままになってしまいます。
 別のレポートでは算定率は上昇傾向にあるという報告がなされています。
 加算が取り易くなったと気づいていた施設は、もう動き始めています。
 
経口維持加算の活用で、喜びの声が続々と届いています
 
◆利用者さんの健康向上の喜び
 噛みながら味わいながら美味しい食事を口からいただくことの喜び。利用者さんの健康な姿は、
 利用者さんだけでなく、そのご家族の方にも大変喜ばれていました。
 
◆栄養士さんの仕事も楽に
 システムの導入により、資料作成時間が短縮でき仕事が楽になりました。空いた時間で
 食事を研究することができるようになりました。利用者の方々に美味しく食べてもらえる
 ことが嬉しいです。
 
◆施設の経営向上の喜び
 この度の改正で算定条件のハードルが下がったので、施設利用者の約3割が
 経口維持加算の対象者となりました。定員80名の内、24名が対象となるので、
 年間約110万の増収になりました。設備投資に回して利用者に還元したいと思います。
 
今のうちに経口維持加算に慣れておかないと次の改正ではまるめに入るかもしれません
  これまでも新しい運用や制度が制定されると、加算できることを条件に、
 新しい運用や制度を普及させてきた経緯があります。
 そして実際に普及し、運用が当たり前になってくると他の加算と一緒になったり、
 加算そのものがなくなったりというケースがままありました。
 逆に経口維持を行っていないと、先々、減算になるかもしれません。